交差点を、東西と南北の通り名を組み合わせて呼びならわすのは京都独特ですね。七本松仏光寺とか、押小路柳馬場、万寿寺麩屋町、葛大路花屋町、メジャーなところでは四条河原町・・・。
以前、僕が営業員だったとき、毎日のように大阪へ行っていたのだが、タクシーに乗ったら一度でいいから運転手さんに、京都のように通り名の組み合わせで大阪市内の行き先を告げてみたいと思っていた。淀屋橋と言わずに御堂筋土佐堀通と呼んだり、松屋町筋千日前通(以下に続く交差点名は地図を調べて下さい)、今里筋中央大通、十三筋淀川通、玉造筋城見通、あべの筋大和川通、四ツ橋筋本町通、あみだ池筋長堀通、天神橋筋城北公園通・・・。あびこ筋松虫通なんて言ったら、恐らく運転手さんは「あびこ筋松虫通・・・。あー、地下鉄の昭和町のことでっかいな。」となり、「どこ通っていきまひょ。」と訊かれたら、「新なにわ筋南港通。」と答えたい。「・・・。はいはい、北加賀屋の交差点を通ったらよろしいでんにゃな。お客さんどっから来はりましたんや?」「京都の富小路蛸薬師の近く。」なんて会話になったら僕には楽しそうだが、運転手さんが営業所に戻ったら同僚に「今日はケッタイな客乗せたがな。交差点の名前言わしたらえらいシンキ臭い言い方しよんねん。」なんて報告するのでしょうね。
なんだか大阪のブログみたいになってきたな。
                                    サラリーマンNAO  (34)  

Posted by kyo-miti  at 02:22コメント(0)さんぽ