2011年01月11日

歴史の狭間

NHK大河ドラマ「江~姫たちの戦国」が始まりましたね。

私の散策コースのひとつに高瀬川が流れ、その一角に「瑞泉寺」というお寺があります。
 
ここには「豊臣秀次の墓」があり「角倉了以翁建立」と記されていました。

秀次さんは摂政関白にまでなりましたが、秀吉さんによって切腹を命じられ、
その家族(正室・側室、その子四男一女)は侍女らとも39名三条河原で処刑されました。
その16年後高瀬川を開削していた了以さんは、偶然塚石を見つけ、
それまで見向きもされなかった秀次さんを弔う為に瑞泉寺を建立されたそうな。

この話は、「角倉了以」さんの功績を訪ねるあるセミナーで聞き、
日本史にしか出てこなかった彼が私にとって急に身近に感じた機会で、改めて瑞泉寺にお参りした次第です。

いま、冬の京都では「非公開文化財特別公開」中で、
その中には戦国時代の武将、姫たちにゆかりのある寺院も含まれています。
お江さんの生きた戦国時代は残酷な時代ですが、様々な表情を持つ歴史の一端に触れて戴ければ幸いです。

いて座の女ICON61
  

Posted by kyo-miti  at 15:43コメント(0)