2009年08月29日

うどんから考える京風

少し前に、コンビニで日清食品のどん兵衛はんなり京風うどんというのを買って食べたのだが、柚子の風味を軽く効かせたあっさりスープだった。最近店頭でなかなか見かけなくなってきたのだが、ホームページでは製品紹介のラインナップには出てきている。また、9月7日には江戸そばと並んで京うどんの発売が始まることも紹介されているが、どん兵衛シリーズといえば器が丼のかたちが多いなか、これら地域名を冠したどん兵衛はカップヌードルのようにタテ型カップスタイルで、僕はこちらの方が好きだ。
ところで、京料理というものには定義があるそうなのだが、そのこととは別に、京風をはじめ、○○風というのは便利な呼び方だと思う。英語だと〜styleになるのだろうか。僕が20年以上前にアルバイトをしていた深夜営業の蕎麦屋さんでは、○○風のメニューが確か三つ有って、インド風はカレーうどん・蕎麦にダシ汁をかけない、つまりカレールーだけを絡めたもの、フランス風はホワイトソースをかけたもので、これらはグラタン皿で提供されていた。三つめが京風で、青紫蘇の葉の上に梅肉を載せ、ダシ汁をかけてもお客さんのテーブルに持って行くぐらいまでは、ちゃんと梅肉が紫蘇の葉のあたりをゆうらゆらと漂っていて、僕が作ったわけでもないのにテーブルに届けるのがちょっと誇らしげだった。
京風の呼び方に共通していることは、やはり、あっさり、さっぱりしているという締めくくり方で良かったのかな。
                                           サラリーマンNAO (号外17)





Posted by kyo-miti  at 23:02 │コメント(0)

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