先月、飛行機に長時間乗って退屈したと書いたのだが、機内では南極料理人という映画を自席で選んで観ていた。堺雅人さん演じる海上保安庁から南極観測隊に派遣された料理人が美味しい食事を作り、各業界から1年半赴任している隊員達の絆を深めてゆく内容で、僕には大いに反省させられる映画だった。
前にも書いた学生時代にバイトをしていたファミレスでは、注文の料理を捌くのが精一杯なのに、週末だと15人分位の賄いも作らねばならず、いきおい作り方も雑になり、お世辞にも美味しそうに見栄えのする従食は作れなかった。映画の料理人は隊員達の食事を丹精込めて作っているのに、僕なんか忙しく働いている人達の料理を上手に作れなかった、みんなに悪いことをしたなあと思い返すとボロボロ涙が出て、満席の暗い機内で寝ている乗客も多いとは云え、涙を拭うのを廻りの人に悟られないようにするのが大変だった。
当時、僕は自分の賄いまで作る余裕はなく、食器を洗う手間を増やさないよう大皿1枚に惣菜とキャベツの千切り少々、おかずが少ないとご飯にデミグラスソースをかけて食べていた。就職して数年後、高野西入ル北側のカフェ「Kazu」で、ご飯にデミグラスソースがかかったメニューを偶然見付け、懐かしさのあまり注文したのがつい最近のように思える。メニュー名はシーフードボール、ベジタブルボール、あともう一種類あったと思う。もちろん自分の賄いより美味く、カッコいい。あれから15年以上経ち、久々に「Kazu」へ行こうとすると、ネーパル料理のお店に変わっていた。京都のお店でライスにデミグラスソースのかかったメニューがあったら、教えて下さいね。
この映画のエンディングで以外な結末があった。高良健吾さんという役者さん演じる若い雪氷サポートスタッフが、国際通話を繋いでもらう電話会社の日本人オペレーターに恋心を抱くようになる。お付き合いして欲しいと言っても、当然電話は一方的に切られたりして、僕も「そんな都合良ういくワケあらへんがな」と台詞は聞き流し、シーンは見流していた。南極の赴任期間が終わり、みんなの家族が空港で待ち受ける日本へ帰って来て、彼だけは一人ぼっちやな、と思いきや、例のオペレーターが待っていてくれたのだ。演じるのは小出早織さん。確か舞妓Haaaan!!!に出ていた人だ。僕が独身だったら、ここでもウルウルきたに違いない。
とにかく何でも自分から切り出さないと、相手には何も伝わらない、と改めて認識しました。
                                           サラリーマンNAO (号外44)



      ↑ 家で作って再現しました。Kazuさんのシーフードボールはもっと丁寧に作られていました。


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Posted by kyo-miti  at 21:38 │コメント(0)グルメ

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