2009年08月14日
京都御所:鬼門と「猿」
京都の町は”風水”によって造られたと言う事は有名で
玄武(北、船岡山)・朱雀(南、巨椋池)・青龍(東、鴨川)・白虎(西、山陰への道)の四神が都を守るとされ
災いを招くと言われる鬼門(北東)を延暦寺が封じるように守っています。
一般の家庭でも、この鬼門を意識して、敷地の北東に当たる場所は角を空けるよう設計されている家庭も多く見受けられます。
京都御所もやはりこの風水を元に北東の角に当たる場所は画像のように空けられています。
この向って左側の屋根の下には「猿」の彫り物がありますが、これはやはり鬼門の位置に置いて、「難がさる」に掛けて置かれているようです。
しかし、その昔、この猿は毎夜ここから抜け出しては悪戯をしていたようで、ついにはご覧のように金網に囲まれてしまいました。
この「猿」に因んで、このあたりを『猿ヶ辻』と呼ばれています。
(皆さんもイタズラはほどほどに!)
ちょっと見難いのですが、白いお札?の下に木にぶら下がったような「猿」が居ます。(顔は隠れて見えません)
-テク通-