2011年02月19日

おくどはん 

最近僕は、ドラッグストアに行くのが楽しい。化粧品や芳香剤のテスター・香りサンプルが置かれているので、家内が買い物をしているあいだ、僕はそれらを試したりする。香道には香りを当てる組香が有るように、僕はそのうち、「ハミングのホワイトフローラルの香り」とか、「消臭ポット ウォーターリリー」、「バブ ミステリアスウッド」、「世界香路 イギリスライラック街道」や、「トップ フレッシュカモミール」と、商品ごとの香りを言えるようになるかも知れない。
そうやってドラッグストアで自然を満喫(と言えるかどうかわからないが)していると、お昼ご飯は自然食を食べたくなってくる。豚骨スープのラーメンや串揚げバイキング、激辛カレー、焼き肉、といったものは普段は好きだが、今日は避けたい。
さて、御幸町通りを歩いていると、六角を上った西側で、店頭には野菜が並べられ、町家を使ったお店が有ったので、思わず入る。お店の名前は「おくどはん」。京都ではかまどのことを「おくどさん」と呼ぶことがあるが、前に「おけいはん」「萬田はん」のことを書いたように、親しみを持った呼び方をすると「おくどはん」になる。お店に入った玄関すぐのところに「おくどはん」が置かれていた。
2階の座敷に通され、お惣菜が小鉢に分けられた「御幸町御膳」を注文。食べているだけで自分の身体は健康だと思い込んでしまいそうな、あっさりした味付け。
お昼ご飯もドラッグストアの買い物も家族で行ったのだが、ルー大柴さん風に「今日は1日、ネイチャーをトゥギャザーしようぜ」みたいな気分になった。
                       サラリーマンNAO(42)   

Posted by kyo-miti  at 03:33コメント(0)グルメ