2009年07月09日

祇園祭:<ちまき>

祇園祭:<ちまき>河原町や四条通の商店街では「コンチキチン」の音色が聞こえてきたり、祭提灯の飾り付けをしていたりと、祇園祭一色となってきました。

この、<ちまき>はその祇園祭で販売されるちまきです。

それぞれの山鉾の<ちまき>については、一般的には祇園祭の宵々々山(7月14日)頃からそれぞれの鉾町で販売されるもので、今は販売」されておりませんが、一足早く「菊水鉾」の関係者の方から頂きました。
(八坂神社の<ちまき>はすでに販売しているようです)

ありがとうございました。

京都の方はご存知ですが、<ちまき>と言っても中を開けても何も無く、食べられる<ちまき>ではありません。

これから、来年の祭までの一年間「無病息災」を願って各家庭の玄関口に飾られるお守りです。




(一昨年頃から、一部「黒主山」では生麩の入った食べられる<ちまき>を販売しているようですが・・)

この<ちまき>の「菊水鉾」は元治元年の「蛤御門の変」による大火で消失した幾つかの鉾の中にも含まれていて、長い間祇園祭に登場することはありませんでしたが、先に書きました関係者の方の先々代の社長が、鉾町にお世話になった感謝の意を込めて個人の私財を再建にあて、昭和27年頃に見事に再建され、また祇園祭にその雄姿を現すこととなったようです。

今では観光色が強くなってきましたが、元々は町衆の祭である「祇園祭」、ここにも町衆の力によって保たれたものがあったのですね・・。

元来京の都や日本全国に発生した疫病の退散を願って始まった「祇園祭」、今年の新型インフルエンザの退散を願って、皆さんの家の玄関口にも<ちまき>を飾ってはいかがでしょうか?




 


同じカテゴリー()の記事画像
京都 秋だより
復活三年目の大船鉾は必見!?
晴明神社の“晴明祭”
明日から宵山
10月22日は時代祭
葵祭りの神事
同じカテゴリー()の記事
 京都 秋だより (2018-10-19 14:39)
 復活三年目の大船鉾は必見!? (2016-07-12 17:31)
 京の祭り (2016-05-18 08:09)
 晴明神社の“晴明祭” (2011-09-23 09:00)
 明日から宵山 (2011-07-14 00:15)
 10月22日は時代祭 (2010-10-13 19:47)

Posted by kyo-miti  at 17:16 │コメント(0)

上の画像に書かれている文字を入力して下さい
<ご注意>
書き込まれた内容は公開され、ブログの持ち主だけが削除できます。