京都と京都に隣接している府県を同時に味わう、コジツケ創作思い付きコラボメニューその2。京都・三重編は、たぬき伊勢うどん。
アップダウンクイズのイエス・ノーのコーナーにも出てきたと記憶しているのだが、京都・三重の両府県は僅かながら接していて、実際にJR関西線や国道163号線がその府県境を越えている。僕もこれを自分の目で確かめたくて、わざわざ車を運転して国道の府県境にある標識を見に行ったぐらいだ。
僕は三重、イコールぐらいにすぐ思い出すほど伊勢うどんが好きで、20年近く前に伊勢神宮へ初詣に行ったとき、お昼を食べに入った食堂のメニューで初めて見つけた。ものは試しに注文したが、伊勢うどんを知らない僕は届けられた丼のうどんにダシつゆがかかっていないのを見て、「初詣の時期で忙しいのかも知れないが、馬鹿にしているのカッ!」と、よほどお店の人に苦情を言おうと思った。そこへ近くの席に団体客がやって来て、添乗員さんが「今日は昼食に伊勢うどんを召し上がっていただきます。底にあるたまり醤油を絡めて食べて下さいね。美味しいですよ」と説明し出して、クレーマーになりかけた僕は救われた。ホント、あのときの添乗員さんには今でも神様のように感謝している。
今回考えた隣接府県コラボメニューだが、その伊勢うどんと京都独特あんかけのたぬきうどんを一緒にしてみた。たまり醤油は市販のもので代用したが、たぬきの葛あんを伸ばすダシつゆの濃さを上手く調整しながら調製しないと、京都と伊勢の味を混ぜたときに辛くなったり薄くなったり、そのあたりの呼吸が難しかった。ダシつゆづくり専門の方ならもっと上手に味付けが出来ると思う。
このブログをずーっと遡って4月29日に京都のたぬきのことを説明して下さっている記事があるのだが、事情を知らない人が京都でたぬきを注文し、予期せぬあんかけが出てきてお店とトラブった、ということは無いのだろうか。団体で京都のたぬきを食べに来られることは聞いたことが無いので、自分とは関係の無い添乗員さんが助けてくれることはまず無いゾ。
                                               サラリーマンNAO (14)



  

Posted by kyo-miti  at 00:53コメント(0)グルメ