2010年01月12日
懐かしい京都の賄い その1
もうふた昔以上というより、さん昔近く前になるが、学生のとき、京都に事業所が有った食堂車の会社でアルバイトをしていた。乗務ではなく、地上事業所での調理手伝い、皿・鍋洗い、喫茶担当など厨房内での作業で、早朝出勤の際はハムエッグかベーコンエッグをライスに載せた賄いの朝食をよくコックさんに作ってもらった。卵料理とトーストではきっと腹もちがよくなかったのだと思う。これは当時の食堂車のクルーの賄いだったらしく、コックさんは地上勤務に移られても同じものを作っておられた。何といっても低コストで、他の業者さんでもすぐ採用出来そうなシンプルな賄いだ。
以前、東京のとある外資系ホテルの朝食ビュッフェのレストランへ行ったとき、コックさんが卵料理を作ってくれるオープンキッチンが有ったので、ハムエッグ(こういうホテルではフライドエッグウィズハムとかいうのでしょうね)を焼いてもらい、和食コーナーからライスを別皿に取って来て、自席でその上にハムエッグを載せ換えて食べていると、周りの外国人数人がナニゲに僕の方をチラチラと見ているではないか。恐らく「ヘンナヤツガ泊マッテイルナ」、(日本のCMを理解出来る外国人が)「マネーニモマナーヲ、ジャナカッタ、ビュッフェノタベカタニモマナーヲ」、「ウマソウナモノヲ食ッテイルナ。クニエカエッタラ、ウチデマネシテミヨウ」(多分これは無い)などと思われているようで落ち着かなかったが、もし、「ソレハ、オイシイノデスカ?」と訊いてきたら、胸を張って「イエス、タカスクリニック、じゃなかった、イエス、デリシャス!」と返しますけどね。
なお、この賄いは京都のこの事業所だけでなく、他の食堂車事業各社でも作っておられたようで、ハチクマライスという名前まで付いており、さいたま市の鉄道博物館内レストランではこの名前でメニュー化されている。以前はロイヤルホストの朝食メニューでもハワイアンモーニングという名前で提供されていた(付け合わせサラダはもっとカッコ良かった)。ただ、これを食べるとき、醤油かソースのどちらを垂らすのか人生の岐路に立たされたぐらいに(大袈裟ではなくマジで)毎回悩むのだが、醤油とソースは隔回使用と当方で双方担当回を決めさせていただいており、均等に使用することによって消費偏重に起因する両調味料業界からの苦情並びに使用促進陳情家庭訪問を未然に防止している。
サラリーマンNAO (号外40)

↑ 家で作って再現してみました
以前、東京のとある外資系ホテルの朝食ビュッフェのレストランへ行ったとき、コックさんが卵料理を作ってくれるオープンキッチンが有ったので、ハムエッグ(こういうホテルではフライドエッグウィズハムとかいうのでしょうね)を焼いてもらい、和食コーナーからライスを別皿に取って来て、自席でその上にハムエッグを載せ換えて食べていると、周りの外国人数人がナニゲに僕の方をチラチラと見ているではないか。恐らく「ヘンナヤツガ泊マッテイルナ」、(日本のCMを理解出来る外国人が)「マネーニモマナーヲ、ジャナカッタ、ビュッフェノタベカタニモマナーヲ」、「ウマソウナモノヲ食ッテイルナ。クニエカエッタラ、ウチデマネシテミヨウ」(多分これは無い)などと思われているようで落ち着かなかったが、もし、「ソレハ、オイシイノデスカ?」と訊いてきたら、胸を張って「イエス、タカスクリニック、じゃなかった、イエス、デリシャス!」と返しますけどね。
なお、この賄いは京都のこの事業所だけでなく、他の食堂車事業各社でも作っておられたようで、ハチクマライスという名前まで付いており、さいたま市の鉄道博物館内レストランではこの名前でメニュー化されている。以前はロイヤルホストの朝食メニューでもハワイアンモーニングという名前で提供されていた(付け合わせサラダはもっとカッコ良かった)。ただ、これを食べるとき、醤油かソースのどちらを垂らすのか人生の岐路に立たされたぐらいに(大袈裟ではなくマジで)毎回悩むのだが、醤油とソースは隔回使用と当方で双方担当回を決めさせていただいており、均等に使用することによって消費偏重に起因する両調味料業界からの苦情並びに使用促進陳情家庭訪問を未然に防止している。
サラリーマンNAO (号外40)
↑ 家で作って再現してみました